1997年に打ち上げられ、2004年から長く土星の観測を続けているNASAの土星探査機「カッシーニ」が、真横から見た土星のリングと2つの衛星を撮影し、その画像が公開されています。
中央に見える小さい衛星がテチス(直径1062km)、左の大きいのがタイタン(直径5150km)です。
カッシーニは、2017年まで観測を続けていく予定です。
これからも多くの画像が送られてくると思います。楽しみです!

(提供:NASA)
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ハッブル宇宙望遠鏡が美しい星雲の姿を撮影しました。
撮影された星雲は、地球から約1万5千光年離れた「ネックレス星雲」で、首飾りのように鮮やかに輝いています。
青く見えるのは水素、緑は酸素、赤は窒素のガス雲です。

(提供:NASA)
また、物騒な話題です!
昨年11月、打上げに失敗し、低軌道を周回中のロシアの火星探査機フォボス・グルントが、まもなく地球に落下する可能性が濃厚になっています。
ロシアの発表によると、15日頃(14~16日)にも地球に落下するとのことで、20~30個程度の破片が大気圏で燃え尽きることができず落下するものと見られています。
もし、落下が15日の日中になるとすれば、インド洋に落下する見通しであるとのことです。
私が思っていたよりも早く、本日午前中に、ブログアクセス総数が70万アクセスを超過しました。
ありがとうございます!
さて、どのような お正月をお過ごしでしょうか?
夕空では、惑星が巨光を放ち、美しい夕景となっています。
西天低く輝いているのは、金星です。
一方、南天の月の傍で輝いているのは、木星です。
肉眼で眺めるだけでも美しい光景ですが、望遠鏡を使って、殆ど欠けていない丸い金星の姿や、日々位置を変える木星のガリレオ衛星などをお楽しみ下さい。
新年、明けましておめでとうございます!
今年も、どうぞ宜しくお願いいたします。
さて、今年最初の話題は、もちろん「四分儀座流星群」の話です。
1月4日、しぶんぎ座流星群が極大となります。
極大時刻は、4日の昼間になりますので、夜明け前には、特に注意が必要です。
8月の「ペルセウス座流星群」、12月の「ふたご座流星群」とともに、三大流星群に数えられる大型の流星群(安定してよく流れる流星群)で、正月早々、そのトップバッターとして私たちを楽しませてくれます。
上弦過ぎの明るい月も、夜半後には西に沈みます。
それからが絶好の観測タイムとなります。
なお、寒い時期ですので、特に寒さ対策だけはしっかりと行なって下さい。また、車で遠征観測される方は、路面の凍結、積雪等にも注意が必要です。
写真観測する方は、レンズが曇りやすくなりますので、ヒーターを取り付けるなどの工夫も必要です。
頑張りましょう!
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* 輻射点
北東の空、北斗七星の近くに輻射点があります。
流星は、輻射点を中心に四方八方に放射状に
流れます。(1時間あたり推定数十個)
天気予報によると、雲の多いお正月になりそうですが、晴れていれば、初日の出を観測したいものです。
以下に予報時刻を掲げておきますが、観測地の地形の影響もありますので、事前によく調べておくと良いでしょう。
札 幌 07時 06分
仙 台 06時 53分
新 潟 06時 59分
東 京 06時 51分
名古屋 07時 00分
大 阪 07時 05分
岡 山 07時 11分
高 知
福 岡 07時 23分
鹿児島 07時 17分
那 覇 07時 17分
八丈島 06時 44分
2012年も魅力的な良い一年になりますように!
私が選んだ「2011年天文界のビッグニュース」 番外編です!
ベスト15にはランクインしませんでしたが、次の話題にも注目が必要です。
●活動が活発化し始めた太陽面
●金星にオゾン層発見
●木星の至近距離を公転する新衛星を2個発見
●海王星、発見以来はじめて夜空を一周
●海王星の正確な自転周期測定
●冥王星に4個目の衛星発見
●地球観測衛星だいち 運用終了
●赤外線天文観測衛星あかり 運用終了
●NASA火星探査車キュリオシティー 打上げ成功
●はやぶさ ギネス認定
●小惑星探査機ドーン ベスタに接近
●木星探査機ジュノー 打上げ
●彗星探査機スターダスト テンペル第2彗星に接近・観測
●さそり座ジュバ・10年ぶりの増光
●星を飲み込むブラックホール初観測
●ハッブル定数、さらに精確に
また、天文界に影響を与える、次の話題にも大いに注目すべきです!
●ニュートリノは、光速より速いか?
●ヒッグス粒子は存在するか?
もう一つ、おまけに。
「星の喫茶室」2007年10月6日の開設以来、順調にアクセスが増えています。
そして、まもなく、70万アクセスに達します。(おそらく、年明け一週間程度で達成するのでは?)
本当に嬉しく思っています。ありがとうございます!
私が選んだ「2011年天文界のビッグニュース」 続きです!
第5位 エンケラドス、火星以上に生命に適した環境か?
太陽系で、地球以外の星で生命の誕生・生存に適した環境といえば、真っ先に「火星」の名が挙がりますが、
土星の衛星「エンケラドス」は、火星以上に環境が整っている可能性が出てきました。
エンケラドスに液体の水、有機炭素、窒素など生命を形成するのに必要とされる元素などが見つかり氷火山
活動も観測されているため、その付近に液体の水が大量にある可能性が指摘されています。
このように理想的に条件が整っていれば、メタン等の有機物を餌とする生命体が生息している可能性も否定
できません。
第4位 古川さん、ソユーズで宇宙長期滞在
古川聡さんは、日米露3人の宇宙飛行士を乗せたソユーズロケットで、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地
から打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)に、野口聡一宇宙飛行士の163日間滞在記録を更新する
日本人最長の連続宇宙滞在期間167日間(約5ヶ月半)にも及ぶ長期滞在を行い、無事、カザフスタンの雪原に
帰還しました。
日本人宇宙飛行士に関する話題は多く、他に次のような話題がありました。
●山崎宇宙飛行士・引退
●JAXA、新たな日本人宇宙飛行士3名を認定
●若田光一宇宙飛行士、日本人初のISS司令官に
今年はガガーリンの宇宙飛行から50年となる節目の年ですが、日米をはじめ、世界各国で宇宙開発に関する
話題の多い年でした。
第3位 世界最大の電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」、観測開始
9月30日、世界最大の電波望遠鏡であるアルマ望遠鏡が、科学観測を開始しました。
晴天率が極めて高い南米のチリ北部・アタカマ砂漠の標高約5000メートルの高原に建設されたアルマ望遠鏡
(アタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計 : Atacama Large Millimeter/submillimeter Array = 『ALMA』)
代表とするヨーロッパ連合の国際共同プロジェクトで、ミリ波、サブミリ波での成果が期待されます。
第2位 エウロパの地下に大きな内部湖
すでに運用を終えた木星探査機「ガリレオ」の観測結果と、地球の氷床を参考にしたモデルにより、木星の衛星
エウロパの一部には比較的浅いところに内部湖がある可能性が発表されました。
研究チームは、エウロパの表面に見られるカオス地形に注目しました。それは、表面の氷と内部湖が混ざって
できたことを示唆しており、表面にある物質などを内部湖を通じて内部海に供給している可能性があり、今まで、
エウロパの内部海は厚い氷に覆われ、表面と物質の循環をしていなかったと考えられていましたが、表面から
物質の供給があることで生命に適した環境である可能性が出てきました。
第1位 スペースシャトル・ファイナルフライト、退役
今年3月、最多飛行回数を記録したシャトル3号機・ディスカバリーが最終フライトを終え退役し、次いで、6月に
シャトル5号機・エンデバーが、そして7月には、シャトル4号機・アトランティスが、それぞれ最終フライトを無事
終え、順次退役しました。
国際宇宙ステーション(ISS)に、人や物資を運び続けたスペースシャトルも、1981年以来135回の飛行を
終え、30年にも及んだシャトルの歴史に幕を下ろす事となりました。
宇宙開発の時代を担う国際勢力図も変わりつつあり、時代の流れを感じます。
明日は、番外編をお伝えします。
私が選んだ「2011年天文界のビッグニュース」 続きです!
第10位 中国初の宇宙ステーション「天宮1号」成功
中国初の宇宙ステーション実験機「天宮1号」が打上げに成功しました。
さらに、無人宇宙船「神舟8号」を天宮1号とドッキングさせることにも成功し、中国は、アメリカ、ロシアに
次いで、宇宙でドッキング技術をもつ3番目の国となりました。
第9位 天王星、横倒しの自転軸の原因 新モデル提唱
天王星は自転軸が公転面に対して横倒しになっていますが、衛星の動きも含めて原因がはっきりしていません。
シミュレーションを重ねた結果、アレッサンドロ博士より、地球サイズの天体が2回衝突したのではないかという、
新モデルが発表されました。ただし、このモデルにもまだ矛盾点が残り完全ではありません。
第8位 NASA,ドイツ 相次ぐ人工衛星落下
運用を終えた米航空宇宙局(NASA)の人工衛星「UARS」が大気圏に突入し、太平洋上に落下した模様。
さらに、すでに運用を終えたドイツのX線天文観測衛星ROSATもインド洋上空で大気圏に突入。
こうした宇宙ゴミ落下の恐怖は今後も続くと思われます。
第7位 水星探査機メッセンジャー、水星周回軌道投入成功
去る2004年8月4日に打ち上げたNASA の水星探査機メッセンジャーが、今年 3月18日に水星周回軌道に
投入され、画像が送られてきました。1974年から1975年に、NASAの「マリナー10号」が水星に接近し、撮影
したのがこれまで唯一の水星探査機でしたので、水星に約1年間滞在して探査するメッセンジャーには、水星
のさまざまな疑問に解答を与えてくれるものと期待されます。
第6位 地球サイズの太陽系外惑星発見
太陽系外惑星の発見が相次ぐなか、ついに、地球サイズの惑星が発見されるに至りました。
地球とほぼ同じ大きさの系外惑星・ケプラー10b、ケプラー10c
地球酷似の系外惑星・ケプラー22b
地球より小さい系外惑星・ケプラー20e、KOI 55.01、KOI 55.02
さらに、特異な系外惑星の発見も相次ぎました。
2つの太陽を持つ系外惑星・ケプラー16b
太陽(主星)を持たない浮遊惑星、銀河系内に10個発見
系外惑星探査衛星「ケプラー」の活躍には、来年も大いに期待できます!
第5位以上は、また明日!
今年も、もうあとわずかとなりました。
2011年は、東北大震災、紀伊半島大水害をはじめとして、タイ・チャオプラヤ川の氾濫など大自然の脅威に泣かされ
続けた1年となりましたが、天文界でもさまざまな話題が飛び交う1年となっています。
皆さんにとって、今年のビッグニュースは何でしょうか?
私が(勝手に)選んだ今年のビッグニュースを紹介しましょう!
第15位 多くの人工衛星が、東北大震災の支援に!
陸域観測技術衛生「だいち」(JAXA) や、地球観測衛星「Terra」(NASA) 、商用初の高分解能8 バンドマルチ
スペクトル衛星「WorldView-2」、商業衛星分野では世界最高分解能を誇る衛星「GeoEye」など、多くの衛星
が、被災地の様子を撮影し多くの情報を伝え続けてくれました。
さらに、JAXAでは、岩手県からの要請を受けた文部科学省の依頼に基づき、東北地方太平洋沖大地震により
大きな被害を受けた通信設備を補うべく、超高速インターネット衛星「きずな」が、衛星通信環境を整え、情報の
受発信を可能にしました。
アメリカ惑星協会を設立した故・カール・セーガン博士が、生前中に「日本にも協会を」と話され、それを機に、
1999年にNPO法人として「日本惑星協会」が結成されましたが、主要メンバーの高齢化に伴い、事業の継続を
断念し、解散されました。残念です。
第13位 宇宙最遠の銀河 UDFj-39546284 を発見
ハッブル宇宙望遠鏡により、地球から約 132億光年の距離にある銀河が発見されました。これまで観測された
中で最も古い銀河(約 132億年前)で、これまで最古とされた銀河よりさらに 1億 5000万年古く、宇宙の誕生と
される約 137億年前のビッグバンから約 4億 8000万年後の光を捉えたことになり注目されています。
第12位 冥王星探査機ニューホライズンズ・木星第1衛星イオの接近画像公開
2006年にアメリカ航空宇宙局 (NASA) が打ち上げた人類初の冥王星無人探査機ニュー・ホライズンズ (New
Horizons) は、さらに飛行速度を上げるために木星に接近し、スイングバイを行ないました。
その際、至近距離から撮影された木星や衛星イオの映像が地球に送られてきて、世界中で話題になりました。
(ここで、NASAが発表した映像は、2007年に木星に接近した際に撮影した画像を合成したものです)
第11位 JAXA、日本の宇宙産業の未来に希望を灯す成功続々
H2Aロケット20号機・打上げ成功
これで、H2Aロケットの打ち上げ成功は14回連続となり、20回中19回目の成功(6号機のみ失敗)で、
その成功率は信頼性の高さの目安とされる95%に達しました。
H2B・HTV 2回連続打ち上げ成功
国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり」(HTV)2号機を載せたH2Bロケット
2号機の打上げ、および、HTVの正常な分離、軌道投入に成功しました。
これで、H2BとHTVは、2009年に続き2回連続の成功となります。
新型3段ロケット「H3」の開発検討開始
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業が、次世代ロケット「H3」の技術的な検討を開始しました。
現在の国産ロケットH2Aも、H2Bも、ともに2段ロケットですが、今回検討を始めた、「H3」ロケットは、
まったく新しい3段ロケットを想定。
3段ロケットにすることにより、有人飛行の打ち上げに可能となり、また、太陽系探査において「はやぶさ」
などより大きな探査機も打上げが可能となります。
さらに、有人飛行において、3段目エンジンを打ち上げ失敗時の緊急脱出に使用したり、太陽系探査でも、
探査機を飛ばす方向の自由度が増したりするなどのメリットもあります。
第10位以上は、また明日!
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by y_iwaki
H2Bロケット2号機・打ち上…